竜飛散歩
竜飛には様々な場所があります。歩いてみると様々な発見があります。
三厩駅に到着です。
ここは、津軽半島最北端の駅です。
潮かをる北の浜辺の
砂山のかのはまなすよ
今年も咲けるや
石川啄木の歌です。
雪掻きマシンがあります。これと似たものは道の駅いまべつの駐車場にも停まっていました。
スタンプを忘れないようにしましょう。
ここは「ようこそ外ヶ浜町へ」です。外ヶ浜町は今別町を挟んで2つに割れています。どちらが飛地なのでしょうか。わかりません。
バスに乗って竜飛漁港へ向かいます。
夏にはそこそこ人が来るのかもしれません。バスがオーバースペックでした。
バスは先払いでも後払いでも大丈夫です。面倒なのでちゃっちゃと渡しちゃいます。バスは海沿いを進んでいきます。途中海水浴場がありました。まだ寒い季節なので誰も泳いでいません。バスは住宅の合間を進みます。
竜飛漁港で下車しました。
この岩一帯を帯島というのですが、ここに津軽海峡亭があります。ミッキー食堂よりも信用があります。ここでも食べログの評価は当てにならないことを実感できます。
階段国道の入り口はここです。レンガをたどっていきましょう。これが国道です。
階段が出てきました。全部で362段あります。
この場所の背中側にはスタンプ台があります。忘れないようにしましょう。左には広い空地があります。今は廃校になっていますが、ここにはもともと竜飛中学校という学校がありました。
階段村道にも行きましょう。階段〇〇は多数存在します。探してみると楽しいです。
竜飛崎(龍飛崎)についてはここを参照して下さい。
実はこれはトラップで、歌詞の下の赤いボタンを押すとまるで街宣車がやってきたかのような音量で津軽海峡冬景色の演奏が開始されます。恥ずかしいかもしれませんが、押してしまったら最後、責任をもって最後まで聞いて下さい。海でも眺めてたそがれているフリをしましょう。
これは廃墟です。
もう少し進むと展望台があります。天気が良ければ北海道が見えます。
ここは一番怖いスポットです。もう少し進むと青函トンネル記念館があります。
竜飛ウィンドパークというのがあります。この看板は本物の翼の先端ではないと思います。
青函トンネル記念館は別で書きます。青函トンネル記念館を抜けてさらに奥、日本海側の海岸沿いを歩くと観光地から外れ、より深く竜飛に溶け込むことができます。
観光地から離れていく不安を楽しみましょう。
竜飛・小泊漁業権境界を知っていますか?
ふきのとうの季節でした。
【関連リンク】
竜飛(龍飛)
竜飛を知っていますか?
たっぴと読みます。場所は主にここです。
青森県には2つの出っ張りがあり、大きいほうを津軽半島だと思ってしまう人がいますが実はこれがよくある間違いで、左の小さいのが津軽半島です。恐山はありません。そして竜飛崎は津軽半島の最北端に存在します。
主な観光スポットには、
があります。主な観光スポットと言っているのには理由があって、これは検索するとすぐ出てくるスポットという意味です。竜飛を知る必要があります。
竜飛崎です。これは本当に最先端なのでしょうか。
地図を見てみましょう。
少し先端ではない気がします。そもそも岬とは何でしょうか。おおよそ次のような理解をしています。崎→岬,碕→岬,埼→岬,崎≠碕≠埼
つまりはこのような理解です。
- 岬というのは海に突き出た場所
- 漢字の偏の違いで突き出たものの違いが判る。
上のほうに帯島というのがあります。竜飛には源義経が帯を脱いで北海道へ渡ったという伝説があり、これが帯島の由来となっています。帯島には津軽海峡亭が存在し、これはある種の観光スポットです。竜飛に行ったらここで食事をしない手はありません。宿泊も可能で1泊2食 6800円とありますが、2017年3月20日に訪れた時点では7500円でした。基本的にすべての価格は上がっていくという意識があります。そのうちまた上がっているかもしれません。
さて食事です。
左上からワラサ、帆立、イカ、エビ、 雲丹、ジンポ(焼き魚)、ナマコ、カニ、ホヤ、イクラ、桜クラゲ、海藻のたくさん入ったお味噌汁です。
雲丹は(おそらく)ムラサキウニとバフンウニの2種。ジンポ、はじめギンポのことを言ってるのかと思ったけど形的に違う気もします、不明。桜クラゲというのは赤紫蘇で味付けたクラゲの料理です。正しい数え方は知りませんが11皿15種あります。
朝
筋子とおひたしは小さく見えますがこれは手前に置くのを忘れてしまったためで以後写真を撮るときは意識して手前にやるようにしています。目玉焼き、納豆、リンゴジュース(ストレート)です。
お風呂は近くのホテル竜飛のお風呂に入れるという前情報をインターネットで得ていたのですが、宿の人の気分で変わります。そっちに行きたい場合は強く主張しましょう。
津軽半島最北端の猫がいました。
さて、ここからが本番です。竜飛には竜飛漁港という漁港があるのですが、ここでは隣国の存在を
強く意識させられます。
こんなものはもしかしたら日本海側には多いものなのかもしれません。
実は、津軽半島最北端の食堂は津軽海峡亭ではありません。帯島は橋で歩いて渡れますが半島ではありません、島です。津軽半島最北端の食堂はこれです。
ミッキー食堂
ところで、竜飛崎の最先端を陣取るあの施設を知っていますか?ドローンを飛ばすことは禁止されています。
これは海上自衛隊 竜飛警備所の施設です。本体はもう数百メートル内陸にあります。ともあれこの施設の存在は竜飛崎を先っちょぽく感じさせない原因のひとつです。しかし、なんでも先端に行けばよいというわけでもありません。
竜飛崎には灯台があります。
水準点があります。
他にも竜飛崎には様々なモニュメントがあります。異空間になっていて面白いです。
大東亜戦争中は主砲十五米厘加農砲四門を配備し四門の所の砲座観測所は頑丈な地下壕により連絡され敵の損害を最小限度にくい止めるためであった
龍見橋では強いスリルを味わえます。
竜飛崎の近くにはいたるところに竜飛崎の標があり、どこが本当の竜飛崎なのかと旅行者を混乱させます。
インターネットにはあまり情報がありませんが、東北自然道(竜飛崎遊歩道)は竜飛崎でも上位1,2位を争うおすすめスポットです。
写真の厳選は非常に難易度が高いです。
なぜか水の湧き出す場所があります。
一日も終わってゆきます。
日が沈むと、温かい竜飛が私たちを迎えてくれました。
さて、観光スポット [所要時間] ですが
は必ず訪れるべきでしょう。時間があれば次も行ってみて下さい。
- 青函トンネル記念館[30min~1.5h]
- 竜飛漁港[10min~30min]
竜飛散歩も楽しいです。
アクセスは非常に軽視されがちですが、観光スポットそれ自体についてと同じぐらい重要な項目です。普通は面倒な下調べをしてまでイメージの薄い観光地には行きません。自家用車で来る人だけを頼りにしていたら一生誰も行きません。せっかく良い観光資源があるのだからこれを無駄にするのは本当にもったいないと思います。
竜飛崎はJR津軽線「三厩(みんまや)」駅よりバスでおよそ30分です。三厩地区バスというところをクリックすると最新の時刻表を確認できます。終点は「竜飛崎灯台」です。階段国道を通りたい場合は「竜飛漁港」で下車し、徒歩で階段国道を上ると良いでしょう。階段国道は冬季は封鎖されている場合があるので注意が必要です。電車との乗り換え時間も先ほどの時刻表で確認することができます。運賃は100円です。「蟹田」駅からバスに乗車する場合は地区間をまたぐので200円です。
三厩駅までのアクセスですが、新幹線の最寄り駅は「奥津軽いまべつ」です。ただし多くの新幹線は「奥津軽いまべつ」には停車しませんのでその場合、新幹線の最寄り駅は「新青森」になります。「奥津軽いまべつ」で下車した場合、隣接のJR津軽線「津軽二股」駅で在来線に乗り換え「三厩」駅へと向かいます。「奥津軽いまべつ」から「津軽二股」の乗り換えは15分ほどみておくと安心でしょう。下りですが階段が115段あります。(エレベータも存在します)
津軽二股駅は「道の駅いまべつ」に隣接していますが入り口がわかりにくいので注意しましょう。後ろに見えるオレンジ色の建物が「道の駅いまべつ」です。
改札は車内改札です。ホームには自由に出入りできます。
「新青森」より「三厩」へと向かう場合は、まず「青森」駅まで移動しJR津軽線で「三厩」まで向かいます。「青森」駅発のJR津軽線は「蟹田」行と「三厩」行の2種類がありますが「三厩」駅はJR津軽線の終点なのでどちらに乗っても構いません。「蟹田」行に乗った場合は「蟹田」で「三厩」行に乗り換えてください。
記事執筆時点で「青森」から「三厩」への終電は「青森」18:12発「三厩」19:48着でした。ただし、これでは当日中には青森市内へ戻ることができませんので注意して下さい。「三厩」から「青森」の終電は「三厩」17:46発「青森」19:40着です。これに乗るためには「竜飛崎灯台」15:35発のバスに乗る必要があります。また、15:35以前に「青森」から「三厩」を経由して「竜飛崎灯台」に到着するバスの到着時刻は8:39, 13:06, 15:15です。(2017/05/14現在)
【関連リンク】
旅ミンタラ
最初の記事として後で書きたくなったことに自由に使えるように確保しておきます。